エディーHC 選手時代の苦い経験。気付きを与えた1冊の本
自分を理解することこそ、プレッシャーを理解すること【「プレッシャー」の力③】
――では、大事な場面でネガティブな自分が出てしまったときは、どうするのか?
繰り返しになってしまうが、まずは、心配すべきこととすべきではないことを、きっちりと把握すること。ネガティブな自分が出てくるときは、心配しなくてもいいことを心配しているとき。私は若い頃に、自分にこういう一面があるということを、実体験から学んだ。この失敗と、その後この問題を克服した経験が、今の自分のプレッシャーのコントロール法に活かされている。
スポーツ以外の世界に生きる皆さんも、自分にとって何がプレッシャーの源泉になっているか、そして何を心配すべきで、何を心配すべきでないかをきっちりと把握することが、答えを見つけ出す第一歩になるはず。
私は自分なりに、自分のプレッシャーの質というものを理解し、それにあった対応方法を長年の経験から作り上げてきた。自分のプレッシャーの本質というものを理解すれば、誰でも自分にあった、適切なプレッシャーの対応方法というものが、みつかるはずだ。
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